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泡消火薬剤
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適性と選択

泡消火薬剤の特徴と欠点を充分に認識し、火災の種類と態様に応じて最も適切な泡消火薬剤を選択する必要があります。
様々なご相談に応じてコンサルティングいたします。

【泡消火薬剤の分類】
  泡消火薬剤は、『泡消火薬剤の技術上の規格を定める省令(自治省令第26号:昭和50年12月9日)』により、以下の分類になっております。
分類
・たん白泡消火薬剤 ・水成膜泡消火薬剤 ・合成界面活性剤泡消火薬剤
消火対応
・石油類用(低発泡):たん白泡消火薬剤と水成膜泡消火薬剤
・石油類用(低発泡と高発泡)と固体可燃物用(高発泡):合成界面活性剤泡消火薬剤

【危険物の消火施設に使用する泡消火薬剤】
  危険物の消火設備は「消防法第10条4項に基づく危険物の規則に関する政令第20条から22条までに定められた基準」に従って設けなければなりません。
(抜粋)
1. V型の泡放出口を用いるにあたっては、たん白泡消火薬剤のうち、フッ素たん白泡消火薬剤又は、水成膜泡消火薬剤とする。
【V型とは、固定屋根構造のタンクの底部泡注入法(タンクの液面化に設置される泡放出口から泡を注入する方法をいう。)に用いるもので、送泡管(発泡器又は泡発生機により発生させた泡を送る配管をいい、当該配管からタンク内の危険物の逆流を阻止する事が構造又は機構を有するものに限る。)から泡を放出する泡放出口をいう。】
2. その他のものにあたっては、たん白泡消火薬剤(フッ素たん白泡消火薬剤を含む。)又は水成膜泡消火薬剤とする事。
3. 不溶性のもの以外の危険物に用いるものにあたっては、水溶性液体用泡消火薬剤としなければならない。
上記は総務省告示 第559号「製造所等の泡消火設備の技術上の基準の細目を定める告示」
(平成23年12月21日)に示された基準です。